会議室:「「一人旅」ライブ情報」
(Date: 1998年 5月 15日 金曜日 15:08:13)
5月11日(月)、鳥取県の真ん中にある倉吉市のライブハウス「ロフトハウス」のラストライブに行く。
出演者は加川良、中川イサト、大塚まさじ の3氏である。
ラストライブであるし、さらにはロフトハウスでは毎年ライブを行っている3人であるからかなりの混雑が予想された。キャパは40〜50(立ち見と階段に座る者も含め)人といったところである。たぶん県外客もありだろうと予想していた。
友人の嫁さんが迎えに来てくれて、彼女の車でロフトに向かう。土蔵群の中の狭い道を通り、駐車場に向かっていると、なんと路地から相合傘でイサトさんと
まさじさんが出て来たではないか。私は車を道のど真ん中にとめ、車から降りるやお二方目掛けて走る。少しばかり話しをすると、まさじさんが、
「もう店ん中は一杯だよ」
と言われるので、慌てて車を駐車場に入れる。
開演時間は7時であるが、いつもほんとのスタートは30分遅れである。これを我々は「倉吉時間」と呼んでいるのだが、6時半なのに中はかなりの人である。普段よりもテーブルなどを片づけて広くしてあり、後で聞くと100人以上は入ったらしい。
友人連中と2階に座る。
僧侶の友人が今回のライブに誘った京都の友人もすでに来ていた。久しぶりの挨拶を交わす。京都と鳥取と離れてはいるが、学生時代から何度となく一緒に飲んで騒いだ仲である。
7時15分にスタート。いつもよりさすがに集まりはよい。
まさじさんでスタート。
1曲目は『風のがっこう』(以下曲順に少し自信がない)。
ロフトの内部は まさじさんの声一色に染まる。今まで何度も見てきた まさじさんの顔が時に歪み、眉が上がる。
『ワルツ』
何度も聴いた歌であるが、歌詞がしみじみと胸の中に広がる。
『男らしいってわかるかい』
エンディングのリフは英語である。
『天王寺思い出通り』
歌い出しの「しょんべ〜ん」と出ると、中年のいかにも濃いそうな男達が特に強い拍手を送る。
京都から来た友人が歌の後半になると眼鏡を外す後ろ姿が、目に入る。どうやら涙を拭いているようだった。なんでも職場のごたごたに巻き込まれ、半ばノイローゼ状態になりかけているという話を聞いて、信じられなかった。昔から冗談をばんばん飛ばすし、それでいて真面目な部分はきっちりとキープし、とてもポジティブな男だったので、職場でイジメに合うなどということは信じられなかった。まさじさんの声が、メロディが、詩が、彼の心の中に満ちているのだろう。
学生時代、僧侶になった友人の下宿に泊りにいって、よく一緒に歌った歌だ。
休職して自宅療養だという。明日から友人宅の寺に泊り仏前で座る数日を送るという。
『ガムをかんで』
「セカンド」の中でも好きな曲である。高校時代のことをいろいろと思い出す。
『海』
ロフトのことを話される まさじさん。
学生時代の夏休みに帰省した折、まさじさんがツアーバンドでやって来られた時のライブのことを思い出す。あの時は立ち見だった。当時はミュージシャンと話すなんて恐れ多いことであると思っていた。ライブの始まる前、ロフトの前でうろうろしていたら
まさじさんがやって来て、「こんばんは」と声をかけてくださったことをしっかりと覚えている。
『プカプカ』
勿論、会場全体が歌っている。近くの席でかなり年配の女性のグループが身体を揺らしてくちずさんでいる。それを眺めながら、まさじさんの女性人気は、いつも変わらぬきさくさと清潔感によるものである、と私は推察する。
『街歌』
ラストの曲。イサトさんがギターを入れる。それが見事。すごくシンプルで(ほんとはごっつい難しいと思う)効果的なギターで、大好きなこの歌がとても引き締まった感じがする。
次は2番手 イサト氏のステージに続き加川氏の熱演。
勿論、これで終わるはずもなく、アンコールで3人揃って登場。
『夕焼け雲』
イサト氏のボーカルに二人がハモル。これがまたよい。
『伝道〜風景』
「伝道」と同じコード進行で「風景」をつなげるなんざニクイ演出である。このあたりになるとハニカミ屋さんの私も一緒に歌っているのである。
ラスト『胸にあふれるこの思い』
ラストの曲が終わると、3人のそばに人が集まる。まさじさんはCDも『月の散歩』も持って来られてたのでサインで大忙しである。
ようやく片付けが終わり打ち上げであるが、いつもなら10数人くらいなのに、30人以上の人である。あんたら、普段のライブもちゃんと見に来いよなあ。ひどい時は客が15、6人の時もあったんだぜ、とは言えないが、そう思う。ロフトハウス自体は先月で営業を止めているので、持ち込みの缶ビールなどを配り乾杯である。
近くの人と話しながら時折ばらばらに座っておられる3人の方をチラチラと見るが、それぞれ話し掛ける人が多くて、割り込むのも気が引けて仕方なくビールをぐびぐび飲む。
時計の針は12時を過ぎて、一緒に残った鳥取市からの友人も翌日の仕事があるからと席を立つ。
それでも、まさじさんとはほんの少しでも話して帰りたいと思い、まさじさんのそばに行き話す。
「ホームページ、またひとつ増えましたね」
「ああ、嬉しいことにねえ。今度、ぼくんとこも考えてるんです、インターネット」
楽しみである。非常に、ごっつう楽しみである。
でかい男がふたり立ち上がって、数分間手を握り合ったまま話す姿は傍目には異常かも(^ ^;
ってなことで、ロフトハウスが消えてしまう淋しさはあるものの、楽しい一夜でありました。
みや からのコメント
( Date: 1998年 5月 17日 日曜日 22:49:28)
「たっつぁん」さん、素晴らしいライブレポートをありがとうございます。これは是非HTMLで上げさせていただきたいと思います。昨日(5/16)早速プリントアウトして、7時からのアムリッタのライブに持っていきました。まさじさんにお渡しすると、熱心に読んで居られましたよ。加川良、中川イサト、大塚まさじ、とは実に豪華メンバーですね。感動的なライブの様子が伝わってきました。